髪にいいとか地肌にいいとか嫁のシャンプーを男性が使ったら、とってもいいと聞いたことがあるかもしれません。女性用のシャンプーを男性が使ってもいいかというと問題ありません。
奥さまのシャンプーが高すぎるとお考えならお門違いです。シャンプーは成分が高価だから、本体の価格も高くなっています。テレビCMなどの宣伝費を増やすと成分を安価にしないと採算が合わず、成分にこだわると宣伝費や店舗への支払いがかけられないからインターネットで取り扱いしています。怪しいと思った場合も、成分は表示義務があるから、成分を見ればどういったシャンプーなのかはすぐにわかります。そういったことがあり、美容師が使うものやお金持ちの家にある物は知らないブランドのほうが多いかもしれません。
頭皮ケアに男女差はなし
レディースとメンズ向けの違いは香りくらいのもので効果については、若干メンズのほうが洗浄力は強めですが、あまり変わりません。女性がメンズシャンプーを嫌がるのは、メントールなどの香りやスースー感といった刺激が好まれていません。
メントール成分はサッパリ感とスースー感があるだけでヘアケア効果は何もありません。嫁シャンプーの香りがよくても、育毛効果といったものは何もなく、無香のシャンプーもあったらしいですが、人気がないため廃盤になりました。
嫁シャンプーの成分は市販のもの、たとえばラックス、パンテーン、いち髪、ひまわり、花王セグレタといったものは洗浄力が強いため髪がパサパサしやすく抜け毛が増えやすいかもしれません。ボタニストやヨルといったものは負担が少ないから入門用としてはいいかもしれません。
アミノ酸系でも洗浄力はバラバラ
アミノ酸系がいいと市販品でも多く出回っていますが、オレフィンスルホン酸Naが配合でノンシリコンだと負担が大きすぎます。また、ラウレス硫酸Naは石油系と聞いたことあるかもしれませんが、現代のものはヤシ油由来のためアミノ酸系といえます。アミノ酸系だからいいと宣伝してるものは、どのアミノ酸系界面活性剤なのか確認しないと抜け毛が増えたり、頭皮の乾燥といったトラブルが増えます。
はげる原因は生えたての毛はもろく弱いから、洗浄力が強すぎると抜け落ち、育たないから毛量が少なくなることでハゲます。昔は石けんで髪を洗っていたそうで、ゴシゴシ洗うほど髪が抜けるからハゲる確率が高かったといわれています。栄養なども関係しているから詳しいことはよくわかりません。
個人にあわせたセレクト
美容室で購入したものは、奥さまに合わせてセレクトされたものだから、ほかの人には合いません。美容室専売品はメーカー側が厳しく、ネット販売禁止、選ばれた美容室にしか卸さないといったことがあり、髪質が違うとまったく効果がないため本人以外の使用は控えたほうがいいかもしれません。夫婦でサロン専売品を使っている人もメーカーは同じでも補修系とスカルプ系は成分が違います。
インターネットで購入するものは、万人受けとして開発されているから、男性が使っても問題ありませんが、メンズ向けとしても取り扱いがあり、そちらを使ったほうが育毛ケアの効果が高いかもしれません。ただし、髪が生えてくるといったものは怪しく、そもそも育毛シャンプーで髪が生えることはありません。
頭皮への負担が少なく抜け毛が減るといったことはあります。また、男性は女性に比べて皮脂量が多いからそれを抑制したりなどの効果や、頭皮を保湿したり栄養を与えることで発毛しやすく育毛しやすい環境になることはありえます。シャンプーを変えるだけで育毛やハリコシ、薄毛対策といったことのお役に立てるかもしれません。


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