育毛剤は髪を生やすものではないため髪は生えません。髪を育てるものと書くように髪を育てるものです。髪を生やすというより現状維持のために使うものといったほうが適切かもしれません。
育毛剤は頭皮の美容液と理美容師のあいだでは表現されています。育毛剤を使うことによって頭皮が保湿されたり、栄養をあたえることで髪が育ちやすい環境にできるかもしれません。
頭皮の美容液ということで肌用美容液でもよさそうですが、成分の性質が違うため保湿されるかもしれませんが、美容液特有のベタつきがあるため好ましくありません。
育毛剤の効果
育毛剤の育毛成分は血行促進とかゆみなどの炎症をおさえたり、抜け毛を予防するといったものをベースに保湿や美容成分を配合しています。各メーカーによって違いますが、LPガスを使っているスプレータイプのものは頭皮への負担が高めとされています。スプレーは二酸化炭素のものもあるから、そちらが良いとされます。
価格については高いほど成分もよく高配合されているから、価格が高いほうが育毛効果は高めです。安価なものはベース成分は配合されていますが、とくにテレビCMなど大手会社の広告宣伝費が高いものほど、成分配合がごく少量のため効果を実感しにくいかもしれません。
育毛剤の使いかたは髪をかき分け、地肌に直接塗ります。髪の生え際からラインを引くように後頭部へ、数本引きます。そのあと、指腹を使い頭皮をマッサージしながら馴染ませます。
タイミングとしてはお風呂上がりにドライヤーしたあとの乾いた髪と地肌につけると、汚れなどが落ちているから馴染みやすいといえます。朝もよく、日中の紫外線によるダメージもおさえられます。朝晩2回の使用が効果的とされています。
毛周期は個人差がある
育毛剤の効果が現れるのは、毛周期の関係でいつになったら効果があるといったことはわかりません。毛周期は生える時期、育つ時期、抜ける時期、休止期とサイクルがあります。生える時期に育毛剤を使うと育つ時期に栄養が増えるため効果を実感しやすいかもしれません。個人差があるためタイミングによって効果も違います。
育毛剤の効果がまったくないときはシャンプーが原因のことが多くあります。高価な育毛剤を使っているのにシャンプーは安価なものだったり、たとえ高価でも洗浄力が強いため洗いすぎによって抜け毛が増えます。
強い洗浄力が邪魔をすることも
シャンプーを含めた化粧品として成分分類されるものは成分の多い順に記載されています。洗浄成分はラウレス硫酸Na、ラウリス硫酸Na、オレフィンスルホン酸Naといったものが、ボトルの表示成分の上位に記載があれば洗浄力が強いため育毛剤の効果がないかもしれません。
シャンプーの洗浄力は強すぎると皮脂や常在菌といった天然の育毛成分まで洗い流してしまうため、育毛には好ましくありません。市販品のシャンプーは公共衛生を保つためにあり、育毛効果といったものはありません。薬用というのは殺菌成分と抗炎症成分の場合が多くあります。効果があるように見せてはいますが、育毛効果はほとんど期待できません。
シャンプー評価は雑誌やネットランキング、動画サイトの美容師レビューなどを見たことがあるかもしれませんが、コスパのいい安い物はないため、育毛するならシャンプーも低刺激なものを使ったほうが育毛効果が高いかもしれません。
レビューやテスト比較などは、1回使っっただけなので本当のことはわかりません。シャンプーは最低1ヶ月くらいしないと肌に合わないとか、髪がきしむといったことがわかりません。美容師などが普段使いしているシャンプーは市販のものより価格が高いものを使うため髪はほとんど傷みがなければ、抜け毛も少ないといえます。
生えないときは医薬品の発毛剤
育毛剤を使ったから髪が生えるといったことはないため、発毛薬としてミノキシジルの服用をおすすめ致します。育毛剤もスカルプケアとして何かしらの効果はあるため、役に立てることを願っています。


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