育毛シャンプーの抜け対策としての育毛効果と理美容師も実践する使いかた

育毛シャンプーの薄毛対策の効果はシャンプーメーカーによってまったく違います。育毛シャンプーによくある薬用成分は殺菌と抗炎症効果です。殺菌成分のピロクトンオラミンは頭皮を守る常在菌まで殺菌することで負担が大きく、髪を育てるためにシャンプーしているかもしれませんが、髪が抜けて失うリスクのほうが高いかもしれません。

ピロクトンオラミン

グリチルリチン酸2Kの基本情報・配合目的・安全性

抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムは炎症をおさえる作用があるとして、薬用ではなくても配合されることがあります。薬用シャンプーに配合されているからといって、洗浄力が強い成分だと、脱脂といい頭皮の乾燥を招くため炎症をおさえるそれ以上に乾燥によって炎症がおこりやすい頭皮環境です。

道具だけじゃダメ

薄毛対策としては育毛シャンプー選びはもちろん、シャンプーの仕方を覚える必要があります。シャンプーは頭皮を洗うものだから、洗えていなければ薄毛になったり、洗いすぎれば乾燥によって抜けます。シャンプーの使いかたは理容室でも聞けるし、美容師が無料の動画サイトでも解説しています。

洗うだけじゃ育毛できない

シャンプーは泡によって汚れを落としたり、界面活性剤の可溶化する効果を利用することで成分が浸透したり定着しやすいといった効果があります。

スカルプケアに必要なアイテムはヘアブラシとコーム、シャンプー、ドライヤーは最低限として必要です。頭皮マッサージブラシもあるため、そちらを使うと効果が上がります。

ヘアブラシとコームは髪を洗う前にブラッシングすることで髪の皮脂汚れや整髪料などの汚れを落とし、泡立ちをよくします。シャンプーは育毛効果を高めます。ドライヤーは短髪なら必要ないと思われているかもしれませんが、髪ではなく頭皮を乾かす目的で使います。ドライヤーは髪の根本から乾かすことで雑菌の繁殖をおさえ、育毛に繋げることができます。

薄毛対策になるシャンプーの仕方はシャワーで髪の根本まで濡らし、指腹でマッサージするように予洗いします。そのあと、1-2プッシュ分を手で泡立て、指腹で頭皮をマッサージするように洗います。泡立ちが悪ければ、1度洗い流したあと、もう1度洗います。そして、成分が残らないようにすすぎます。タオルを使い、できるだけ髪をこすらないように頭皮を拭きます。ドライヤーを使い、髪の根本から毛先に向けて乾かします。

保湿はスキンケア

たまに勘違いされている方法として、ドライヤーせずに水分を残したほうが保湿されるといった情報もあります。頭皮に水分が残るのは雑菌が繁殖しやすい環境のため、抜け毛やかゆみが必ずといっていいほどでます。頭皮の保湿は肌の内部が保湿されていると考えたほうがいいかもしれません。

薄毛対策として湯シャンプーがいいとされることもありますが、湯シャンプーでは頭皮の汚れが落ちないため、雑菌が繁殖しやすく負担が大きいため、まともな理容室ではシャンプーをおすすめされます。湯シャンプーがいいと広まったのはシャンプーの洗浄力が強すぎるため、頭皮に負担が大きく髪が抜けてしまうケースが多いためです。

過去にシャンプーに配合される化粧品用シリコンが毛穴に詰まるとメディアがガセ情報を拡散したので、ノンシリコンシャンプーというものが人気がありますが、シリコンは摩擦を低減するため配合される成分であるため、洗浄力が強いだけの頭皮に負担が大きいだけのシャンプーが販売されています。本来のノンシリコンシャンプーはシリコンを配合しなくても負担の少ない洗浄成分が配合されたシャンプーです。

表示では分かりにくいノンシリコンのヘアケア用品

シャンプーの頻度

シャンプーの頻度は2-3日に1回でもいいかもしれないと理美容師でも意見がわかれています。シャンプー自体が負担になるため洗いすぎれば、抜け毛が増えるし、そもそも頭皮にはバリア機能があるため、毎日洗わなくてもとくにいいともされています。そのかわり頭皮マッサージは毎日したほうがいいとされています。シャンプーしなくても頭皮の状態が良ければ毎日しなくてもいいかもしれません。

育毛シャンプーとしてあるものは髪を育てる効果はありますが、髪を生やす発毛効果といったものはまったくありません。頭皮に負担の少ないものは抜け毛を減らしたり、髪を育てる効果の高い成分がふんだんに配合されています。

男性の薄毛の原因は男性ホルモンの中にある酵素とシャンプーなどの外部刺激によることだとほぼ判明しています。必ず育毛効果があるといったことはありませんが、何かしらの抜け毛対策になることを願っています。

コメント